富士山(C)
少年唱歌2(明36)

作詞
作曲
田辺友三郎
野村 成仁

三保の松原 田子の浦
あしたか山の峯かけて
春は ひとつに 打ちかすむ
霞のうへにあらはれて
■八島みおろす富士の山
すみに すみたる 秋の夜の
心も そらにすむものは
外山(とやま)のうへに遠白く
千秋きえぬ 雪の色
■月に照りそふ富士の山
●別名:四季の景

金の ふもとに とくる日も
その いただきに 夏はなし
雲を わあけつつ のぼりたち
ふりさけ見れば 四方山は
■足の下なる 富士の山

雲の をのへに かかるより
ふもとに すさぶ 木枯の
はては いづこぞ するが湾
遠州なだに たつ浪も
■神のみわざか 富士の山

●同名異曲: 小学唱歌1(明治14) 中学唱歌(明治34) 唱歌教科書(明治35)
少年唱歌2(明治36) 新編教育5(明治39) 小学読本(明治43年)
ヘルプスト(大正11) 小学新唱歌(昭和07) 児童唱歌5(昭和10)
うたのほん(昭和16)

歌詞:13/02/07/midi:13/02/16/おけらの唱歌