四の時(Eb)
小学唱歌6(明26年)

作詞
作曲
鳥山 啓
作者不詳


山風は止み 雪かとばかり
櫻の花の 散りしく坂を
  ■越えてし來れば 履(くつ)こそ薫れ

いろくづ遊ぶ 木陰の池に
白珠散らし 噴きづる水を
  ■見つゝし居れば 心も涼し

錦やさらす 綾をやしける
眞萩の花の 咲き散る野路を
  ■分けてし行けば 袖こそ匂へ

散り交う花か 降り來る雪か
花なす雪の 木(こ)の下道を
  ■さしてし來れば 傘こそ重れ

●同名異曲: 小学唱歌集3(明治17) 小学唱歌6(明治26)

歌詞:11/01/17/midi:11/02/08/おけらの唱歌