突然のわかれ【Am】

作詞
作曲
くるいひとし
2011年3月11日、東日本大震災 想像超えた大津波。
家も根こそぎ流された、何もかもが流された。
避難所生活、耐えるだけ。
次男はやっと遺体で見つかった。
避難所生活19日、どうにか職員住宅に入れた。
大震災から三カ月、妻は まだ行方不明だ。

がれきの山 れきの街
見るのが辛苦(つらく)なり
あの夢 みた日から 捜してはいない
妻が夢で云った 私への別れ
私はそのときどうしたか 覚えてはいない
■避難所の疲れた生活(くらし)  寝苦しい夜の
……各節毎に間奏あり……
●異詞同曲: 突然のわかれ1 突然のわかれ2
二月からだったか 二人だけになると
しつっこいくらい 私に触わりたがった妻 
服の下に手を入れて 愛(いと)おしそうに
"ぬぐい ぬぐい"と笑ってた
あれは あれは あれは
■あれは突然の別れを 予感してたのか

ときおりあれこれ想う 遺体がみつかる情景(とき)
(たま)らなくて 涙 止めどなく 涙
マスクはしているし 周りに誰もいない
声を出して泣いた 泣いて泣いて泣いた
■一人のときにふと浮かぶ 妻がみつかる情景(とき)

DNAの登録のため 訪ねた久しぶりの街 
新緑に染まる木々 目にしてやっと決めた
残された私 生かされた私
これから生きて行く者と 寄り添って生きる
■出すことを決めた 妻の死亡届

●まだ行方不明の 妻の死亡届 妻の死亡届



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新おけら歌集(11/07/10)Req:Lunatyさん / 楽譜:bunbun(2014/10)
■【註】: