シベリア大地の歌【Dm】
1947年映画「シベリア物語」主題歌

作詞
作曲
訳詞
ドルマトフスキー
クリューコフ
楽団カチューシャ


シベリアの大地は 河と森 果てしも無く
集いし強者(つわもの)は 懐かし故郷いでて
戦いに出(い)で行きぬ たぎり満つ力みよ
  ■シベリアよ 我らの自由と青春
  ■大地はひらく 故郷シベリア

雲の彼方描く 祖国懐かし人びと
激しき戦いの日 幾たび戦火の中に
遠き雲の果て 偲びぬ我等が祖国(くに)
  ■シベリアよ 我らの自由と青春
  ■大地はひらく 故郷シベリア

苦しみにひるまず 燃ゆる胸祖国守り
シベリアの強者は ベルリンに赤旗たて
勝利の功(いさお)高く いま帰る故郷よ
  ■シベリアよ 我らの自由と青春
  ■大地はひらく 故郷シベリア



新おけら歌集(06/07/16) / 楽譜:ビーさん(06/08)

■ソビエトの最初のカラー映画は「石の花(1946)」。 これに続いたカラー映画第二段が「シベリア物語(1947)」。主題歌がこの「シベリア大地の歌」。「君知りて」や「バイカル湖のほとり」は、この映画の挿入歌である。

■第2次大戦末期。ベルリン攻撃の前夜、モスクワ高等音楽院出身のピアニストのアンドレイ中尉はベルリン攻撃の前夜、国境の小さな町でピアニストの生命とも云うべき手首に負傷した。
 そして終戦、アンドレイはモスクワに復員する。その頃、ライバルのボリスはピアニストとして、恋人ナターシャはソプラノ歌手としてすでに名声を得ていた。アンドレイは恩師の励ましにもかかわらず、自らにも、恋人ナターシャとの未来にも希望を失い、生れ故郷のシベリアの奥地に向う。
 折しも戦後の復興が盛んな故郷で、建設現場の製図師として働きながら、アンドレイは労働に励む人々の素朴な歌声を聞き、民衆のなかに息づく音楽を知る。そして、素朴な民衆と広大な自然に囲まれてともに生活し歌を歌い、彼はいつしか心を癒していった。
そんなある日、偶然にも飛行機が不時着したため、この地に逗留したナターシャはアンドレイと再会する……そして以前にも増して燃えあがる愛の炎。
 何年かが過ぎた。アンドレイの音楽や愛についての自らの煩悶はオラトリオ「シベリヤ物語」として結実した。かつての音楽院での初演は、割れかえるような拍手を浴び感動のうちに幕を閉じた…

■ご覧になりたい方は、お買い求めの上鑑賞ください。(実はオラも見たことがない………) 現時点(06/08/01)で、DVD完全版(字幕スーパー)が3000円弱で販売中のようです。
by bunbun