わが母の教え給いし歌【D】

作詞
作曲
訳詞
ヘイドュク
ドボルザーク
堀内敬三


母がわたしに この歌を
教えてくれた 昔の日
 ■母は涙を浮かべていた

今は私がこの歌を
子どもに教える ときとなり
私の目から 涙があふれ落ちる

母が教え給いし歌 わが母の教え給いし歌


新おけら歌集(03/05/16)babaさま追悼 / 楽譜:ビーさん(06/09)
■器楽曲にも編曲されて親しまれているこの曲は、母思いであったドボルザークの名曲で、7曲から成る歌曲集『ジプシーの歌』の第4曲である。簡素な中に哀愁の漂う旋律は、たぶんジプシーの民謡から採ったものであろう。
▼歌曲集。『ジプシーの歌』は、チェコの詩人アドルフ・ヘイドュクが綴った詩にドヴォルザークが曲をつけたもの。
■ドヴォルザークの作品55「ジプシー歌曲集」(Ciganske melodie)■
1・私の歌が鳴り響く
2・さあ聞けよトライアングルを
3・森は静かに
4・我が母の教えたまいし歌
 5・弦の調子を合わせて
 6・軽い亜麻の服を着て
 7・鷹は自由に