心のうた【G】 

作詞
作曲
関  忠亮

1: ふるさとの山を見よ
もみじ色はえて
■故郷の川面は映す
■清きその影
●故郷の … ref …

4: 焼かれしこの町も
吹く風寒く 
■とどろく砲火の音を
■また伝えくる
●とどろく … ref …

2: 戦に荒れ果てるも
緑またもえむ 
■親なき子達も
■今は若者となる
●親なき … ref …

5: ふるさとの山守れ
みどりよ若者よ
■流れをにごすな
■むすめ若草
●流れを … ref …

3: されど麦の畑は
わだちに荒らされ 
■かもめの唄かわらねど
■海はすでになく
●かもめの … ref …
6: 自由の陽に輝け
故郷の土よ
■響け平和を愛す
■心の歌
●響け … ref …

同名異曲: いずみたく曲 関忠亮曲


新おけら歌集(04/04/18) / 楽譜:ビーさん(2004/09)

■1952年、日米安保条約の発効。破防法の国会上程。民主勢力への弾圧が進められ、血のメーデー、大須事件が引き起こされた時代に作曲されたうた。
■心の歌♪〜ふるさとの山を見よ もみじ色はえて…。中央合唱団創立4周年記念「1952年日本のうたごえ」音楽会に寄せて作られた(日本のうたごえ祭典は翌年から)。作詞作曲の関忠亮(声楽家、作曲家=1915-94)は同団1周年大音楽会演出、3周年記念音楽会では自作オペレッタ、組曲の演出など、うたごえ運動の創作活動を指導していた。
 時は朝鮮戦争(1950−53)最中であり、米軍の足場となった日本では平和・民主運動への圧力が厳しい頃。
 しかし、「日本平和を守る会」(現・日本平和委員会)が発足し、原爆反対署名650万を集め、中央台唱団はサークル・合唱団に「平和合唱祭」開催を呼びかけ、各地で実現。52年音楽会では組曲「わきあがるうたごえ」が企画され、日本の実情調査、大衆詩などをもとに、この歌も作られ、組曲に織り込まれた。
うた新「歌の小箱」●●●(**/**/**)