舌切雀(C)
大正幼年唱歌9(大正4)

作詞
作曲
葛原しげる
梁田 貞


舌切雀の お土産の
軽い葛籠(つづら)を爺さんが
お家へ歸って 開けたらば
ピカピカ ギラギラ 金銀や
いろんな不思議な 寶物(ほうもつ)
きれいな着物や お道具が
お山の様に 入ってた
  ■これは たいした寶船

舌切雀の お土産の
重い葛籠(つづら)を婆さんが
歸りの途中で 開けたらば
ゾロゾロ ノコノコ 蟷螂(かまきり)
蝮や毒蟲 蟇入道(がまにゅうどう)
三つ目の小僧や 妖怪(ばけもの)
後から後から 匐(は)ひ出した
  ■これはたまらぬ 助け船

●同名異曲: 尋常小学1(明治38) 大正幼年9(大正04)
検定唱歌1(昭和04) 昭和唱歌1(昭和10)

歌詞:11/06/25/midi:12/01/10/おけらの唱歌