猿蟹合戦(C)
大正幼年唱歌8(大正4)

作詞
作曲
葛原しげる
梁田 貞


お猿が茶々を 飲まうとすれば
茶釜の下から 大きな栗が
ドドーンとはぢけて 熱つ 熱つ 熱つ
お猿のほっぺた たゞれた やけた
  ■子蟹よろこべ 仇(かたき)はとれる

火傷を冷しに 裏へと出たら
そこでは一匹 大きな蜂が
ブブーンと飛び出て あ痛 あ痛 あ痛
お猿の眼蓋は さゝれた はれた
  ■子蟹よろこべ 仇(かたき)はとれる

表へ逃げようと 飛び出た所
大きな石臼 待ち伏せてゐて
ドシーンと落ちたよ グシャ グシャ グシャ
お猿の頭は くだけた われた
  ■子蟹よろこべ 仇(かたき)はとれた

●猿蟹合戦: 猿蟹合戦(大正04) さるかに(昭和04)
猿と蟹(昭和10)

歌詞:11/06/25/midi:12/01/10/おけらの唱歌