夏の月(C)
昭和小学唱歌5年生(昭和10年)

作詞
作曲
作者不詳


日ねもす 汗に働きて
歸り來るや 庭さきに
まづ洗ひやる 馬の背の
ひと毛ひと毛を 光らせて
  ■土蔵の屋根に 月出でぬ

いと丈高き 麻叢(あさむら)
かげに幾人(いくたり)すずみする
こゑ吹きおくる 風ごとに
一葉 一葉を 光らせて
  ■丘の上(へ)近く 月出でぬ

河鹿の聲に さそはれて
さがしまはりし 谷川の
瀬にならびたる 圓石(まるいし)
ひとつ ひとつを 光らせて
  ■山あひ高く 月出でぬ

●同名異曲: 新訂尋常4(昭和08) 昭和唱歌5(昭和10)

歌詞:13/11/11/midi:13/12/12-16/02/14/おけらの唱歌