白虎隊(A)
国民學校(高等科音楽一)/昭和16年

作詞
作曲
作者不詳

1: 向かふ矢先は しげくとも
引きなかへしそ ものゝふの
道てふ訓へ 身にしめて
■起てり 會津の白虎隊

5: 小手をかざして 眺むれば
天にみなぎる K(くろ)
(ほのほ)はつゝむ 天守閣
■あはれいたはし 鶴ケ城

2: 戸ノ口原の 初陣に
菰槌山に たむろして
すさぶ嵐に 草結ぶ
■夢破られつ 夜を明かす

6: さらば 最期を飾らんと
名残の歌を かつ吟じ
今はとしばし 伏し拝む
■殿のおはする 城の方(かた)

3: 霧に明くれば 奮ひたち
こゝを先途と 戦へど
飛び來る弾は 雨霰
■ああ次々に 傷つけり

7: みどり 色濃き若松の
をゝしき魂は 朽つるなし
見よ 日の本の若人に
■いや燃えさかる この心

4: 城を枕に 討死と
呼びつ応えつ 扶けあひ
(かこ)みをついて 瀧澤の
■飯盛山に たどりつく

●同名異曲: 尋常小学6(明治38) 新編教育6(明治39)
検定小学5(昭和04) 高等科音楽(昭和16)

歌詞:11/06/11/midi:11/06/11/おけらの唱歌