日本三景(Eb)
新訂尋常小学唱歌(六学年)/昭和8年

作詞
作曲
作者不詳


緑したたる 山を後に
波にただよふ 朱(あけ)の廻廊、
たつのみやゐ(宮居)の すがたはこれか。
みぎはの灯籠、皆火をともして、
  ■夜の宮島、さらに美し。

与謝の浦波(うらなみ) 遠く続ける
中をかぎりて 浮かぶ松原、
(あめ)の通路(かよいじ) 絶えしは何時か。
かがやく日影に 神の代おぼえて、
  ■朝の橋立、殊にめでたし。

松のあらしは ささやきあひて
海にちりぼふ 千島(ちしま)・五百島(いほしま)
如何なる神の なしし巧(たくみ)ぞ。
くすしきながめ 見る間に変りて、
  ■雨の松島、いよよ珍し。

●同名異曲: 小学唱歌4(明治25) 新編教育X(明治29) 幼年唱歌3(明治35)
唱歌教科書(明治35) 新尋常小学3(昭和07) 新訂尋常6(昭和8)
昭和唱歌5(昭和10)


歌詞:08/02/04/midi:08/06/22-12/12/12/楽譜:bunbun(2016/06/25)おけらの唱歌