四季の雨(G)
尋常小學唱歌(第六學年)/大正3年

作詞
作曲
作者不詳


降るとも見えじ 春の雨
水に輪をかく 波なくば
  ■けぶるとばかり 思わせて
  ■降るとも見えじ 春の雨
尋常小学(大正03) 新訂尋常(昭和08) 初等科4(昭18)
にわかに過ぐる 夏の雨
物干し竿に 白露(しらつゆ)を、
  ■名残りとしばし 走らせて
  ■俄かに過ぐる 夏の雨

おりおりそそぐ 秋の雨
木の葉(このは)木の実(このみ)を 野に山に
  ■色様々(さまざま)に 染めなして
  ■おりおりそそぐ 秋の雨

聞くだに寒き 冬の雨
窓の小笹(おざさ)に さやさやと
  ■更行(ふけゆ)く夜半(よわ)を おとずれて
  ■聞くだに寒き 冬の雨

●同名異曲: 新編教育8(明治39) 尋常6年(大正3)


歌詞:08/04/08/midi:08/06/22-12/12/12/楽譜:bunbun(2016/04/16)おけらの唱歌