案山子(F)
尋常小學唱歌(第二學年)/明治44年

作詞
作曲
作者不詳


山田の中の 一本足の案山子
天気のよいのに 蓑笠みのかさ着けて
朝から晩まで ただ立ちどおし
  ■歩けないのか 山田の案山子
尋常小学(明治44) 新訂尋常(昭和07) 2年生(昭22)
山田の中の 一本足の案山子、
弓矢で威おどして 力んで居れど
山では烏が かあかと笑う
  ■耳が無いのか山田の案山子

●同名異曲: 尋常小学2(明治44) 絵本唱歌2(昭和11)


歌詞:06/12/12/midi:08/06/22-12/02/12/楽譜:bunbun(2016/04/16)おけらの唱歌

●正しい読みは、作物に害をなすいろいろな動物たちに匂いをかがせて、作物を守るということからきているので、匂いを「かがし」が正しい。 たまたま「案山子」に縁のない東京人が正しい言い方を知らずに「カカシ」と称し、それをこの唱歌で採用したため、「カカシ」が標準語となった。
●また、この曲の作詞者を「山田源一郎」とする説もある。