里わの夕(G)
中等音楽教科書4(北村)/明治41年

作詞
作曲
作者不詳
グスタフス


はるかぜは 吹くともなきを
小柳 片寄り靡(なび)
たゝずめば わが足のもと
みぞ川 ひそかに流る

いづこを辿りて 行くぞと見れども
ゆくへは霞みに かくれて知れず
 ■麥生(むぎふ)のひばりは おちては揚りて
 ■なくねの暮れゆく 里わのゆふべ


歌詞:11/05/30/midi:11/10/14/おけらの唱歌

■説示と設問■
●説示 一 當楽譜の第二段目、第四小節及び最期より三小節目に、斜線を以て貫ける小形音符あるを見るべし。これ砕音とて、極めて迅速に経過すべき、一種の装飾音なり。(第三十四教、参照)
二 當曲は、八分の六拍子より八分の九拍子に遷轉せり。