維新の志士(D)
中等音楽教科書3(北村)/明治41年

作詞
作曲
作者不詳


囹圄(ひとや)の裡(うち)に 繋がれ來て
朝暮(あけくれ)うくる 厳しき責
命は捨てし 覺悟の前
辛くも憂くも 思はねども
  ■思ふは國の あゝゆくすゑ
●囹圄:ひとや/れいご=牢獄
我身はたとへ 風の前の
草葉の露と 散り行くとも
などか消ゆべき わが魂
七度(たび)生きて 君が御代を
  ■護りの神と われならん


歌詞:11/09/01/midi:11/09/15/おけらの唱歌
■説示と設問■
●説示: 當曲の第四段第一小節なるト音(本位音)に、本位記號に附きてあるは、其前の小節に嬰ト音あるが故に、注意の爲記されたるものと知るべし。