あふげば尊とし(Eb)
小学唱歌集/三編(明治17年03月)

作詞
作曲
作者不詳


あふげばたふとし わが師の恩
教の庭にも はやいくとせ
おもへばいと疾し このとし月
  ■今こそわかれめ いざゝらば
小学唱歌(明治17) 新編教育(明治29)
互にむつみし 日ごろの恩
わかるゝ後にも やよわするな
身をたて名をあげ やよはげめよ
  ■いまこそわかれめ いざゝらば

朝ゆふなれにし まなびの窓
ほたるのともし火 つむ白雪
わするゝまぞなき ゆくとし月
  ■今こそわかれめ いざゝらば

●異名同曲: 仰げば尊とし(明治14) 卒業の歌(昭和07)
卒業の歌(昭和10)

歌詞:09/01/01/midi:09/03/05/おけらの唱歌
■仰げば尊しの原曲発見!!■
2011年2月11日(金曜日)
■卒業式の季節に欠かせなかった唱歌「仰げば尊し」は、これまで作者不詳とされ、「小学唱歌集最大の謎」でしたが、櫻井雅人氏が、インターネットを活用し、アメリカで1871年に出版された「The Song Echo」に掲載されている「Song for the Close of School」(4部合唱)が「仰げば尊し」と同じ旋律であることを発見しました。
 この本は基本的に初出の曲を掲載していることから、ほぼ原曲と考えられている。

■詳しくは、2011/02/24月曜日の朝日新聞(東京版)夕刊の社会面を参照下さい、櫻井氏の写真や原曲の楽譜を参照出来ます。