勅語奉答(ちょくごほうとう)(D)
祝祭日唱歌/文部省告示 明治26年

作詞
作曲
勝安芳(海舟)
小山作之助


あやにかしこき すめらぎの あやにたふとき すめらぎの
 あやにたふとく かしこくも 下したまへり 大みこと
祝祭唱歌(明治26) 新編教育(明治29)
これぞめでたき 日の本の 国の教えの もとゐなる
 これぞめでたき 日の本の 人の教えの かがみなる

あやにかしこき すめらぎの みことのままに いそしみて
 あやにたふとき すめらぎの 大御心に 答えまつらん

●同名異曲: 祝祭日唱歌(明治26) 國民唱歌4(明治34)
検定小学5(昭和04)

歌詞:08/11/23/midi:09/05/05-16/01/16/おけらの唱歌
■第1節大勅語は1890年10月30日発布の教育勅語。儀式の順序としては、教育勅語奉読に続いてこの唱歌を歌う。ただし省略しても良いことになっていた。
▼教育勅語
朕惟(オモ)フニ 我カ皇祖皇宗国ヲ肇(ハジ)ムルコト宏遠ニ 徳ヲ樹(タ)ツルコト深厚ナリ 我ガ臣民 克(ヨ)ク忠ニ 克ク孝ニ 億兆心ヲ一(イツ)ニシテ 世々(ヨヨ)(ソ)ノ美ヲ済(ナ)セルハ 此レ我ガ国体ノ精華ニシテ 教育ノ淵源亦(マタ)実ニ此ニ存(ソン)
(ナンヂ)臣民 父母ニ孝ニ 兄弟ニ友(イウ)ニ 夫婦相和シ 朋友相信ジ 恭倹己(オノ)レヲ持(ヂ)シ 博愛衆ニ及ボシ 学ヲ修メ 業ヲ習ヒ 以テ智能ヲ啓発シ 徳器ヲ成就シ 進(ススン)デ公益ヲ広メ 世務(セイム)ヲ開キ 常ニ国憲ヲ重ジ 国法ニ遵(シタガ)ヒ 一旦緩急アレバ 義勇公ニ奉ジ 以テ天壌(テンジャウ)無窮ノ皇運ヲ扶翼(フヨク)スベシ 是(カク)ノ如キハ 独リ朕ガ忠良ノ臣民タルノミナラズ 又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顕彰スルニ足ラン
(コ)ノ道ハ 実ニ我ガ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ 子孫臣民ノ倶(トモ)ニ遵守(ジュンシュ)スベキ所 之ヲ古今ニ通ジテ謬(アヤマ)ラズ 之ヲ中外ニ施シテ悖(モト)ラズ 朕 爾臣民ト倶(トモ)ニ 拳々(ケンケン)服膺(フクヨウ)シテ 咸(ミナ)(ソノ)徳ヲ一(イツ)ニセンコトヲ 庶幾(コヒネガ)
 明治二十三年十月三十日    御名御璽(ギョメイ ギョジ)