谷村計介(G)
尋常小学3(明治38)

作詞
作曲
石原和三郎
田村 虎蔵

熊本城は 賊軍の
かこみを受けぬ 十重はた重
此のおもむきを 本營に
■傳へる人は あらざるか

再び 捕へられたるも
計介わざと 泣き叫び
臆病者と 見せかけて
■人夫のうちに 使はれぬ

伍長 谷村計介は
谷将軍の 命を受け
きっと覚悟の 胸を据え
■密かに城を 抜け出しぬ

またも巧みに 遁れ出で
高瀬と云へる 所なる
第一旅團に 達す得て
■大事の使ひを 果しけり

たまたま賊に 捕へられ
厳しき責に 遭うひたれど
守りの兵の 目を掠め
■縄ひきちぎって 遁れたり
此の時 計介嬉しさに
言葉も急に 出し得ぬを
旅團長をば 始めとし
■感ぜぬ者ぞ なかりけり


歌詞:10/04/06/名曲2/midi:10/04/12-12/12/24/おけらの唱歌