わが陸軍(C)
新編教育唱歌集5(明治39年)

作詞
作曲
作者不詳



輝く朝日の旗 おしたてて
くりだす隊伍の 喇叭の響
さすがに整ふ わが陸軍の
光はたちまち 海外までも
いや照り渡りて 譽れはこゝに
新高山とぞ 世に仰がるゝ
  ■一朝國家に 事ある時は
  ■命を捧げて 進めや兵士
  

硝煙弾雨の みだるゝ中も
鐵條網さへ 張るりたる野邊も
激しく突き込め 指圖の儘に
決死は素より かねての覺悟
これこそわが國 勇士の鑑
譽れは萬代 その名は八千代
  ■一朝國家に 事ある時は
  ■命を捧げて 進めや兵士
新編教育唱歌5(明治39) 新選中学唱歌1(昭和04)
武勇もすぐれて 情も厚き
日本男兒の 潔き名を
假にも汚さん 振舞あらば
櫻の花よと 誰れ歌ふべき
忠孝仁義は しばしの程も
身を放たじと いざ心して
  ■一朝國家に 事ある時は
  ■命を捧げて 進めや兵士
築きに築きし その城塁も
備へに備へし その大砲も
何かは頼まん 頼むは一つ
わが國愛する わが軍人の
義を見て引かざる 雄々しき心
これこそ東洋 平和の守
  ■一朝國家に 事ある時は
  ■命を捧げて 進めや兵士

●同名異曲: 新編教育5(明治29) 唱歌教科書4(明治35)

歌詞:09/04/10/midi:09/08/10/おけらの唱歌