名は萬代(G)
唱歌教科書4(明治35)

作詞
作曲
作者不詳


虎は死して 皮を留(とゞ)
虎は 百獣の王
人は以て 獣に若(し)かざるべけむや
(おこた)るな 惰(おこた)るな
朽ちたる木は 彫(ゑ)るべからず
はげめ はげめ
(こころざし)は 氣の帥(すい)なり
  ■人は一代 名は末代
  ■芳(ほー)は千歳(せんざい)にながせよ

人は死して 名を残す
人は 萬物の靈
人となりて 務(つとめ)に怠るべけんや
怠るな 怠るな
糞土の牆(かき) ぬるべからず
はげめ はげめ
(こころざし)は 氣の帥(すい)なり
  ■人は一代 名は末代
  ■名をば萬世(ばんせい)に 傳へよ
●牆:読み=(しょう/かき)、土や石でつくった垣根


歌詞:11/03/26/midi:11/04/04x/おけらの唱歌
■演奏注意■
●豫習曲として「日本海軍」を復習すべし。
●凡ての附點八部音符及び十六分音符はスタッカトー(短く)、又凡ての附點二分音符は必ず其價値だけの音長を保つやう注意すべし。
●最尾の二小節は其音符の價値、前と同じからず(長し)混ずべからず。