夕べのうたごえ 【Cm】
+すずききよし作品集+

作詞
作曲
すずききよし


苦しい闘いに 二人は離れてても
若者と娘は 歌声かわしつつ
 ■ともに進み行く 平和を守るため      楽譜詳細






水面みなもに陽は落ちて
星影またたけば
若者は娘想い 愛の歌うたう
 ■川面に流れ行き この声とどけよ

夜空にはせる夢は 娘も同じ夢
平和を闘いとり 自由の国を築き
 ■みんなの幸せを ともに歌う日よ

 ■平和を闘いとり 自由の国を築く
 ■みんなの幸せを ともに歌う日よ


右端「きよちゃん」


新おけら歌集(04/03/10) / コロポcheck(04/08/01)
楽譜:ビーさん(2004/09)
■1959の日本は、60年安保に向けて荒れ狂っておりました。政府はあらかじめ官公労働者の組織を破壊するため、合理化と称して活動家たちをどしどし配置転換させていったのです。
日米安全保障条約は、日本のエネルギー(石炭)をアメリカのエネルギー(石油)換えてしまうことだったのです。
 大多数の国民は反対闘争に立ち上がったのですが、政府・自民とは多数を頼み強行採決という暴挙で、この条約を締結したのです。
 その頃、福岡市の「全電通のうたごえ合唱団」の指導に行っていました。配置転換で別れ別れにさせられてしょんぼりしていた仲間に「負けるな! うたごえの種がふた粒蒔かれたんだから、それぞれの所で大きく花を咲かせよう。」「毎晩9時になったら川岸に立って、二人でこの歌をうたうんだ。声は聞こえなくても、きっと心は届くし通い合うだろう。」と励ましを込めて作った歌です。
 その後、三池争議のときに全国から集まった応援オルグが覚えて帰り、全国に広まった曲です。
すずききよし