どんと来い 【Cm】
+荒木栄作品集+

作詞
作曲
荒木  栄

掛け声でいこうぜ!!
資本家どもぁ 我がどんばっかり しこたま儲けて 知らん顔
投資はするくせ 不景気ちゅうて 首切り賃下げやり放題
みんな集まれ 腕を組め
炭坑マンも鉄道員も 化学の仲間も日雇いも
企業合理化 はね返そう(オー)
  ■どんと来い はね返そう
  ■どんと来い 見せてやろう
  ■働く仲間の 団結を(ソレ) 団結を(オー) 

掛け声でいこうぜ!!
あっちこっち 基地のあっとに 独立平和ちゃおかしかばい
共同防衛 海外派兵で ミサイル 水爆 おだぶったい
みんな集まれ 腕を組め
労働者も農民たちも 中小企業もインテリも
安保条約 うち破ろう(オー) 
  ■どんと来い うち破ろう
  ■どんと来い 見せてやろう
  ■闘う仲間の 団結を(ソレ)  団結を(オー)



新おけら歌集(00/08/05) / 楽譜:ビーさん(2004/09)

■1959年、熊本で行われた第7回九州のうたごえ祭典は、荒木栄が企画責任者で約6000人参加。首切り反対闘争の盛り上がりを反映して大合唱となったこの曲は、安保闘争の中で歌われ、全国に広がった。

■♪〜みんな集まれ 腕を組め…。年越し派遣村で歌われた1曲。1959年、「がんばろう」「地底のうた」等で知られる荒木栄(1924-62)が胃の三分の一を切除した病床で作った。
 三井鉱山が企業再建の名目で数千人の解雇を打ち出したと聞いて「どんと来いだ!」と胸を叩いたという。
 同年熊本開催の九州のうたこえ祭典で、熊本県民謡「おてもやん」のリズムを取入れ朗唱から始まるこの歌は、首切反対の大合唱となり安保闘争テーマソングのように全国に広がった。
 歌は「明るさと健康さの他に生き生きとした生命の充実感が、歌詞にも旋律にもこもらなければ、その明るさ健康さは浮いてしまう」「苦しみ乗り越え進む大衆の姿を的確に表現する一節、一文句は技巧だけでは生まれない」と荒木目身が綴った課題に応えた。
うた新「歌の小箱」137(**/**/**)