ソフィアの歌【Ｂｂ】
作詞
作曲
訳詞		 ソフィア・プーシ
ロシア民謡
関　鑑子
１： ものうしや
異国（とつくに）ぐらし
■ものみないとわし
■ああ友もなし

 ４： うれいのみ
よろこびはなく
■われとわが身を
■さいなむうらみ
２： かなしやな
一人さみしく
■過ぎこしふるさと
■思いでては泣く

 ′ ５： 君のおもかげもとめ
はかなし
■なげきつもだえつ
■生きるむなしさ
３： いとし友よ
こころならずも
■異境に絶ゆるか
■むごきさだめよ




新おけら歌集(07/03/01)青年歌集10 / 楽譜：ビーさん（07/06）

■この歌は1792年(寛政四年)に日本に初めて伝わったロシア民謡です。漁夫光太夫の一行が嵐でロシア領に漂着、当時幕府は国外からの帰国等は死刑で禁じていましたが、ロシア女帝のはからいによって九年後に帰国し伝えた歌です。ロシアで光太夫が寄寓した家の妹ソフィアが彼に同情してうたいあげたものです。ロシアではこの歌をもとに多くの民謡や革命歌が生まれています。