新人哀歌 【F】

詞曲
編曲
作者不詳
矢沢 保

いいぞいいぞと おだてられ
死に物狂いで 来てみれば
朝から晩まで 飯炊きで
■景色なんぞは 夢のうち
蝶よ花よと 育てられ
何の苦労も 知らないで
ボッカ稼業に 身をやつし
■泣き泣き登る 雪の山
●原曲=可愛いスーちゃん
チーフリーダーは じじくさい
サブリーダー はばばくさい
あとの部員は エロくさい
■メッチェン通れば かしら右

家へ帰れば お坊ちゃま
山へ入れば 新部員
何の因果で しごかれる
■まぶたに浮かぶ 母の顔

二年部員は 小生意気
新米なんかと 話好き
地獄の二丁目 山岳部
■好んで入る 馬鹿も居る
いわゆるあのこは お嬢さま
俺はしがない 山がらす
月を眺めて 諦める
■笑ってくれるな お月様



新おけら歌集(06/02/26) / 楽譜:bunbun(2014/09)
■大学に入りたての頃は、インスタントラーメンの出始め。スーパーの出始め。ラジオではアストロノーツの「太陽の彼方に」とビートルズの「A HARD DAY'S NIGHT」が流れて………。暇な時間はもっぱらラジオだった。トランジスタラジオは買えないから、真空管の奴。

■寮はよくヒューズが飛んだ。インスタントラーメンが原因である。ちなみに、大学の裏手の学生ラーメンは30円だった。
 ラーメンはドンブリにお湯を注いで3分の奴。お湯は当然なし。よって小腹の空いた時分になると一斉に電気の湯沸かし器を使う。んでバチン!と」ヒューズが飛ぶ。

■そー言えば、2年生の春、新潟地震が昼飯時にあって、1mも積んでいた寮生のドンブリ類が全て壊れたのを目撃した。街の中も大さわぎだった。      
 
2006/02/26 by bunbun