青春 【Cm】
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作詞
作曲 |
門倉 訣 じぬしみきお |
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1 |
川に沿って走ったどこまでも
訳もなく泣きながら
真っ赤な夕日が燃えてしまわぬうち
あの真中に飛び込んで行きたい
■無くしたくない
■この燃えあがる熱いもの
■生きて行くのが 辛くなっても
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2 |
海を見つめて泣いたいつまでも
訳もなく思いつめて
ひとつの愛が燃え尽きてしまわぬうち
あの蒼い色に染まってしまいたい
■無くしたくない
■この燃えあがる熱いもの
■生きて行くのが 虚しくなっても
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3 |
汽車に乗って行こうどこまでも
思い切ってやりたいことを
ひとつの青春が崩れ去ってしまわぬうち
全てを賭けて試してみたい
■無くしたくない
■この燃えあがる熱いもの
■生きて行くのが 苦しくなっても
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おけら歌集(00/11/15) / 楽譜:ビーさん(2004/09) |
■1972年の作品。青年のひたむきな心を、激しいリズムでぶつけるように歌い上げたこの曲は、この年の日本のうたごえ祭典で発表と同時に、全国のうたごえの仲間の心をとらえ爆発的な人気をよんだ。 |
■1972年、うた新を通して生まれた歌。当時、投稿詩の選者だった詩人・門倉さとしが紙上で青春をテーマにした創作を呼びかけ、自作詩を掲載した。それは敗戦後の貧しい時代に土方仕事や家庭教師をしていたが、お金がなくて進学を断念したり、群馬から上京して夜学に通いながら勤めていた会社の労働組合作りにとりくんだが集会、表現の自由を踏みにじられた悔しさ、仲間や恋人との別れや死など、作者自身の体験を
投影したものだった。
全国から30余曲が届いた中で、当時、福島合唱団に在籍する福島大学生、じぬしみきおの曲が掲載されたもの(じぬしは卒業後、郷里の仙台合唱団入団)。
福島では振りを付けて歌い広め、72年日本のうたこえ祭典の福島・宮城合同で演奏された。 |
うた新「歌の小箱」93(08/02/04) |
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