シーハイルの歌【Bm】
|
|
作詞
作曲 |
林 征次郎
鳥取 春陽 |
|
1: |
岩木の下ろしが
吹くなら吹けよ
山から山へと
われ等は走る
昨日は梵珠嶺(ぼんじゅね)
今日また阿闍羅(あじゃら)
■煙立てつつ
■おお シーハイル
|
3: |
夕陽は赤々
シュプール染めて
たどる雪道
果てさえ知れず
町にはちらほら
灯がついた
■ラッセル急げよ
■おお シーハイル
|
2: |
ステップターンすりゃ
たわむれかかる
杉の梢の
未練の雪よ
心は残れど
エールにとどめ
■クリスチャニアで
■おお シーハイル |
|
|
|
|
新おけら歌集(07/11/07-18/01/31) / 楽譜:ビーさん(07/12-11/01) |
誕生80年になる「シーハイルの歌」 |
2009/2/4東奥日報「明鏡欄投稿」 |
◇「岩木の下ろしが一吹くなら吹けよ…」。「シーハイルの歌」が一当時、東奥日報記者だ、った林征次郎さんによ一って、そのころ、スキーのメッカ・大鰐で合宿中の五所川原農学校スキー部の部歌として作詞されたのが昭和四年であり、今年が八十周年に当たる。やがて県内に流布され、青森では「甲田の下ろし」、野辺地では「烏帽子の下ろし」、下北では「釜臥下ろし」と変えて広く歌われた。
◇戦中のスポーツ低迷時代を経て、昭和三十年代半ばにダークダックスのレコード化もあったが、東京・新宿の歌声喫茶「灯(ともしび)」を拠点に全国に広まりだした。歌詞にある「梵珠嶺」「阿闍羅」の意昧が分からず、歌集では「ボンジュール」「アジュール」となっているのがおもしろい。
◇当時、「灯」の歌唱リーダーだった越前正明君(田名部高校卒・風間浦村出身)が八戸小唄とともに全国に紹介した功績は大きいと信ずる。本県が生んだ名歌「シーハイルの歌」の誕生八十年を思い、往時をしのび、一人で歌っている。
|
(むつ市・山中正文氏・83歳) |
|