サラサラ… 【Em】

原詩
詞曲
林 幸子
作者不詳


サラサラ流れて 飛んでゆくのは
お母ちゃんの骨や
握りしめたら 風に 舞ってる
お母ちゃんの骨や
  ■ヒロシマの空の下 お父ちゃんと私
  ■菓子箱の中の骨が カサカサ音たてた

お母ちゃんの傍で ユウちゃんが死んでる
半分が骨や
布団の綿が こびり付いてる
弟の肉に
  ■ヒロシマの空の下 お父ちゃんと私
  ■カンパンとお水だけの 寂しいお葬式

やがてポツポツ 斑点ができた
お父ちゃんの身体
風がひどい 嵐が来ると言ったきり
動かん
  ■ヒロシマの空の下 今は私ひとり
  ■ひと月もたたぬ間に 私は一人ぼっち



新おけら歌集(04/07/04/歌集あおい空) / 楽譜:ビーさん(04/09−21/07)