夏草の中で【G】
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作詞
作曲 |
加藤 雅友 |
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1 |
夏草は果てなく繁り 町並みは遠く霞む
白い蝶が飛んでいても それを追う子どもはいない
ここは基地 町の中の誰も入れぬ異国の地
そびえ立つアンテナは絶えず B52へと伝え続ける
■核ミサイル発射のその時を
■地球を炎に包むその時を
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2 |
今日もまた夕陽は落ちて 窓ごとに灯りともる
夜のとばり静に下りて 子どもらの夢を包む
ここは基地 核戦争の空覆う電波の手
闇深く眠る町に もう暁は来ないかも知れない
■灼熱の閃光がこの町へ
■いつもの朝を奪ってしまう時
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3 |
夏の風 野面(のづら)を渡り 雲の峰空に高く
にわか雨 大地を叩き 子どもらの頬を濡らす
ここは基地 鉄条網が平和を拒み続ける
子どもらが光に焼かれて 死んで行くのを許しておけるか
■この草原(くさはら)は全て子どもらへ
■青く大きな空と太陽も
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新おけら歌集(05/10/16/)歌集「反核のうた」 / 楽譜:ビーさん(06/05) |