雪の降る町を【Am】

・雪の降る町を ・雪の降る町を
作詞
作曲
内村 直也
中田 喜直
雪の降る町を 雪の降る町を
思い出だけが通り過ぎて行く 雪の降る町を
  ■遠い国から落ちてくる この思い出を
  ■この思い出を いつの日か包まん
暖かき幸せの ほほえみ

雪の降る町を 雪の降る町を
足音だけが追いかけて行く 雪の降る町を
  ■一人心に満ちてくる この悲しみを
  ■この悲しみを いつの日かほぐさん
緑なす春の日の そよ風

雪の降る町を 雪の降る町を
息吹とともにこみ上げて来る 雪の降る町を
  ■誰も分からぬ我が心 この虚しさを
  ■この虚しさを いつの日か祈らん
新しき光り降る 鐘の音



おけら歌集(01/10/31) / コロポcheck(03/08/06)
楽譜:ビーさん(2004/09−2016/10)
■NHKラジオ・ドラマ「えり子とともに」(1949-52、山の手で新しい時代を生きる女性を描いた)の歌。1951年暮れのリハーサルで台本が短いことが分かり、急遽、歌を入れることとなり、番組の劇作家・内村直也(1909-88)が、都会に住む者の雪への憧れをーコーラスのみ作詞。劇伴(BGMの作曲、演奏)の仕事だった中田喜直(1923-2000)が作曲した。
 放送の大好評を受け2、3番を加え歌謡番粗で再登場。シャンソン歌手・高英男の歌唱で知られたが他の様々な歌手も歌っている。
 中田は山形県鶴岡市を訪ねた時、鶴岡駅から馬橇に乗せてもらい、輝く上弦の月とふんわりとした雪の影の鮮やかさに惹かれたという。毎年2月の鶴岡音楽祭フィナーレは、この歌が大合唱される。
うた新「歌の小箱」130(**/**/**)