祈り 【Dm】

作詞
作曲
藤本 洋
林  学
1: 幾たび鶴を 折ったろう
幾たび友と 別れたろう
幾たび涙 ぬぐったろう
■この世に原爆
■絶えるなら
■焼かれたこの身で
■伝えよう
■のろいの定め
■伝えよう

3: 幾たび夏を 歩いたろう
幾たび旗を かざしたろう
幾たび語り あったろう
■この世に戦争
■絶やすまで
■平和の誓いを
■伝えよう
■世界の果てまで
■伝えよう

2: 幾たび祈り 捧げたろう
幾たび鐘を 鳴らしたろう
幾たび鳩を 飛ばしたろう
■この世に原爆
■絶えるまで
■焼かれたこの街
■伝えよう
■ふるえる怒り
■伝えよう
●同名異曲: 林学曲1 林学曲2
オクジャワ曲



新おけら歌集(05/04/16/ババさま三回忌 / 楽譜:ビーさん(2005/05)

■1971年作。原水爆禁止世界大会に応募し、第二位となった曲。
■♪〜いくたび鶴を折ったろう…。 その時、林学(作曲家=2009年5/23死去)の家は困窮状態。なけなしのお札を持ってパチンコで稼こうとしたが、全額をすられた時に歌の曲の原形が生まれたという。
 真っ暗でバス4区闇に及ぶ長い坂道を「明日からどうしょう」「女房に何といおう」とうつむきながらとぼとぼ歩き、切ない思いから一瞬でも逃れようと何となく口ずさんだもの。その後、原水爆禁止世界大会へ向けて藤本洋(中央合唱団一期生)から詩が届けられ、そのメロディが結びついて少し変えて作曲した。
 「何とか切ない生活感を乗り越えようという、ささやかな闘いが詩の思いと重なった」と綴っている(うた新1985年2/25号)。
うた新「歌の小箱」162(**/**/**)