北山(Bb)
満州唱歌・尋常6年(昭和2)

作詞
作曲
作者不詳


(チン)に見はらす 夏の街、
山を出て来た 松花江(スンガリー)
茂る柳の 河岸へ、
  ■いくつも筏が 流れて着くよ。

亭に見はらす 秋の街、
廟を覆うた 楡の木に、
そっとのぞいた 月影が、
  ■そのままお堀に うつってゐるよ。

亭に見はらす 冬の街、
身をさすやうな 北風が、
河の向ふの 山脈へ、
  ■粉雪まじりに ひゅうひゅう吹くよ。

亭に見はらす 春の街、
木の芽やうやう 出そろって、
井戸に水くむ 麓から、
  ■綺麗な日傘が のぼって来るよ。


歌詞:10/04/19/midi:10/05/15