ほととぎす(Ab)
戦後 中等音楽(二)/昭22年

作詞
作曲
近藤朔風
ライトン


おぐらき夜半(よわ)を 独りゆけば
雲よりしばし つきはもれて
ひと声 いずこ 鳴くほととぎす
見かえる瞬間(ひま)に 姿(すがた)消えぬ
夢かとばかり 尚(なお)もゆけば
  ■またも行手(ゆくて)に 暗(やみ)はおりぬ
●ここでは2回繰り返しています。
中等音楽2(昭和22) おけら歌集

原詩:Her Bright Smile Haunts me Still
'Tis years since last we met,
And we may not meet again,
I have struggled to foget,
But the struggle was in vain;
For her voice lives on the breeze,
And her spirit comes at will;
In the mid-night on the seas,
Her bright smile haunts me still.
At the first sweet dawn of light,
When I gaze upon the deep;
Her form still greets my sight,
While the stars their vigils keep;
When I close mine aching eyes,
Sweet dreams my senses fill;
And from sleep when I arise,
Her bright smile haunts me still.



歌詞:08/03/29/midi:08/12/16 /楽譜:bunbun(2016/04/16)おけらの唱歌
▼同曲「秋夜懐友」/作詞:犬童球渓
手慣(たな)れの小筝(おごと) 共にかき撫(な)
澄みゆく月を めでしも今は
夢と過ぎつつ 友また遠く
吾れのみひとり 淋しき窓に
変らぬ月を 眺めぞあかす
  ■とわたる雁(かり)よ 思いを運べ

端居(はしい)の夕べ 手をとりかわし
行く末までも 今宵のままと
誓いしものを その友今は
海山遠き かなたの里に
なきゆく雁を いかにか聞ける
  ■み空の月よ 俤(おもかげ)うつせ

▼同曲「神恩師恩親恩」/作詞不詳
君想えよ 神の愛を
君想えよ 深きみ意(こころ)
遠い時より 今日まで君に
幸多かれと 護(まも)り導き
全てを与え 全てに注ぐ
■神の倚(よ)さしに 君応(こた)えたか

君想えよ 君の故里(ふるさと)
君想えよ 君の友達
幼き頃に 共になぐさめ
共に学び 共に遊んだ
あの故里の あの友達は
■今君の上(へ)に 何を望まん

君想えよ 君の父は
君想えよ 君の母は
君すこやかに 育ってくれと
ただそれだけで 働き老いぬ
その父母の 無償の愛に
■君はどうして 応(こた)えゆくのか
君想えよ 君の過去を
君想えよ 君の未来を
今君神の 救いのみ手に
(いだ)かれて尚(なお) 何を求むる
神に全てを 捧(ささ)げまつれ
 ■己を捨てよ 使命に生きよ