煙(Bb)
新訂高等小學唱歌3(昭和10)

作詞
作曲
作者不詳


煙は上る 朝の空
野邊はいまだ 日影ささねど
紫にほふ 山の峡(かひ)
浮世を離れ 名利を捨てて
たふとく住みなす ゆかしき人の
  ■心をさながら 靡(なび)く空へ
  ■靜かに溶けゆく その白煙(しろけむり)

煙は流る 夕(ゆふべ)の空
家家すでに 霧に沈めど
巨人のごとく 鎔爐(ようろ)は立ちて
たぎる眞鐵(まがね)の うめきの中に
紅蓮の焔(ほのお)と 戦ふ人
  ■雄々しき意氣を はくなり空へ
  ■わき立ち 渦巻く そのK煙(くろけむり)


歌詞:11/01/20/midi:11/03/01/おけらの唱歌