月光(F)
新訂高等小學唱歌3(昭和10)


女子用曲
作詞
作曲
作者不詳


ねむれ ねむれ 幼兒(おさなご)
山の月 窓より入(い)りて
(なれ)が顔 静かにまもる
  ■ねむれ ねむれ 幼兒よ

打てや はやせ 腹鼓(はらづつみ)
ぽんぽこぽん ぽんぽこぽん
月は今出た 秋は夜長だ
狸の世界だ 打て 打て 打て
  ■打てや はやせ 腹鼓
  ■ぽんぽこぽん ぽんぽこぽん

大海原の 底もとどろに
寄せては返す 浪 浪 浪
狂瀾怒涛 眞如(しんにょ)の月
涌く浪に 月影をどり
散る浪に 月影くだく
  ■大海原の 底もとどろに
  ■寄せては返す 浪 浪 浪


歌詞:11/01/20/midi:11/03/01/おけらの唱歌
■眞如の月■
 真如(しんにょ)とは仏語で永久不変の真理の意味。
 明月の光が闇を照らすように、心理が人の妄想や煩悩を解き、心の本質を表すことを例えたもの。 また、雲一つなく輝く明月のことを指す。