納涼(A)
尋常小學唱歌(第五學年)/大正2年

作詞
作曲
作者不詳

一日(ひとひ)の汗を 湯浴に流し
夕顔棚に 下陰占めて
親子同胞(はらから) 一つむしろに
■心をおかぬ むつび語り
■むつび語り たのしや

見わたし遠き 青田の上を
細波(さざなみ)たてて 吹來る夜風
風に流るゝ 螢火(ほたるび)いくつ
■月影うけて 消えつ見えつ
■消えつ見えつ 涼しや

蚊遣のけむり 軒端をこめて
緑の葉ごし 月影涼し
裏の細道 節(ふし)もをかしく
■聞ゆる歌の 主は誰ぞ
■主は誰ぞ ゆかしや
尋常小学(大正02) 新訂尋常(昭和08)



歌詞:08/01/26/midi:08/06/12-12/12/12/楽譜:bunbun(2016/06/25)おけらの唱歌