雪ふまん(Am)
明治唱歌 第五集/明治23年8月

作詞
作曲
大和田建樹
辻  則承


かすむよ(夜)の 月(つき)もよし
いざたちいでゝ 雪(ゆき)ふまん
木陰(こかげ)に匂(にを)ふ ゆきふまん
なさけある 春風(はるかぜ)
  ■遠音(とおね)に琴(こと)を つたへきて
  ■まだ見(み)ぬ花(はな)を めぐるなり

おもしろの よのさまや
はなれぬ影(かげ)を 友(とも)として
ひとりや謠(うた)ひ 更(ふ)かさまし
花か雪 ゆきかはな
  ■をちかた人(びと)も をしむらん
  ■得(え)がたきよは(夜半)の 一(ひと)ときを

二年(ふたとせ)も わすれつる
(ふえ)とりいでゝ こゝろみん
拍子(ひやうし)を 靴(くつ)にとらせつゝ
やまびこよ 心(こゝろ)して
  ■ともし火(び)かすむ 遠里(とをざと)
  ■かなたのそらに この曲(きよく)


歌詞:08/07/13/midi=09/01/25