ゆふべは(F)
明治唱歌第四集/明治22年12月
|
|
作詞
作曲 |
大和田建樹
西洋曲 |
|
1 |
おもしろの景色や 暮れ染むる山の端(は)
うす月夜にほひて いま来(き)鳴く初雁(はつかり)
見るものもきく音(ね)も 秋ぞあはれ夕べは
■鹿の音(ね)むしの音 峯にも野辺にも
|
2 |
美しの景色や 菜種咲く山はた
家ひとつ残して うす霞(がす)むその色
何ならぬ聲まで 春もあはれ夕べは
■雲雀よかはず(蛙)よ 楽しきその聲
|
3 |
静かなる景色や 露ふかき谷川
ひめ百合の葉末(はづえ)に 螢さへ三つ四つ
風に散る波まで 夏よなほも夕べは
■魚(うお)釣るわらはの 姿もかくれて
|
|
歌詞:08/07/13/midi=09/01/25 |