若竹若松(D)
明治唱歌 第一集/明治21年5月

作詞
作曲
大和田けい子
芝 葛鎮


學びの窓の若竹 露ふきはらう 朝風の
草木枯れ行く 冬のきて
雪はふれども 折れもぜず
  ■かはらぬ心 たぐひなや

學びの庭の若松 吹き来る風も 自づから
木々はもみぢの 秋くれど
野山染め行く しぐれにも
  ■かはらぬ節(みさお) たのもしや

茂れや千代の すゑかけて
音も涼しく かよふなり
霜はおけども 色あせず
かはらぬ姿 たぐひなや
あけくれ學びの 友とせん
  ■すぐなるふしを 友とせん

榮よ鶴の巣ぐふまで 琴の調べに通ふまで
同じときはの 陰ふかく
うつらぬ節(みさを) たのもしや
夜ひるこゝろの 友とみん
  ■かはらぬ色の 友とせん


歌詞:08/07/13/midi=09/01/23