野遊(Ab)
中等音楽教科書4(北村)/明治41年

作詞
作曲
吉丸一昌
グローバー

第1節





合唱


合唱
手鞠つくし 筆やすみれ
つみてくらす 春の花野
友はいづこと かへりみれば
袖の下(もと)
むつれて飛ぶや小蝶
やさしの
こゝろや
ここにとまれ
つばさを
やすめて
しばし眠れ
第2節





合唱


合唱
鳥は鳴きて 花は笑ふ
いへじ忘れ けふも來しか
人のうかるゝ 春のこゝろ
あまつ空に遊ぶ
糸となるらめ
げにげに
いとゆふ
みだれゆけば
人さへ
野山に
みだれてゆく

●同詞異曲: 野あそび(明治29) 春が来た(明治43)
●同名異曲: 新編教育1(明治29) 幼年唱歌3(明治35)
中等音楽4(明治41) 大正幼年5(大正04)

歌詞:11/05/30/midi:11/10/14-13/01/03/おけらの唱歌
■歌詞の変遷■
●第1節
・中学音楽教科書の歌詞
「手鞠つくし 筆やすみれ つみてくらす 春の花野
・童謡唱歌名曲全集7
「つばなぬきて すみれ摘みて あそびくらす 春の花野

●第2節
「人のうかるゝ 春のこゝろ あまつ空に遊ぶ ………」
・童謡唱歌名曲全集7
「花にうかるゝ うかれ心 あまつ空に遊ぶ ………」