別れの歌(Em)
少年唱歌八編(明38)

作詞
作曲
石原和三郎
田村 虎蔵


いつくしみ深き 親鳥の
はぐくみ受けて つばさ伸びし子鳥
巣立ちし後も 親鳥の
深き惠を 忘るまじきぞ
  ■もとの古巣を みすつまじきぞ

いつくしみ深き 師の君の
教を受けて わざを終へしわれら
いま別るとも 師の君の
深き御恩を いかで忘れん
  ■この學校(まなびや)などて忘れん

いつくしみ深き 師のもとに
朝ゆふ睦み したしみし友よ
別れて後も 睦みてし
古のことを いつか忘れん
  ■その樂しさを などか忘れん

ああわが友どち 師の君よ
志す道 さまざまなりとも
學に業に いそしみて
一つこころを 國に盡(つく)さん
  ■同じ心を 君に盡さん

●同名異曲: 明治唱歌1(明治21) 少年唱歌8(明治38)
尋常小学3(明治38)

歌詞:12/02/27/midi:12/03/30/おけらの唱歌