花鳥(Bb)
唱歌教科書4(明治35)

作詞
作曲
作者不詳

柴のあみ戸の 明ぼのに
なほ山陰は をぐらくて
おぼろ月夜の 影ながら
■霞にこもる 花の色

やよひの野邊の 朝露に
よそひこらして おのがじし
色香あらそふ 桃・櫻
■菊の姿ぞ うるはしき

峯の横雲 たちわかれ
やゝ山ぎはも 見えそめて
匂へる花の いろながら
■霞をもるゝ 鳥の聲
やよひの野邊の あさぼらけ
ふしをきそひて とりどりに
歌ひかはせる 百(もも)千鳥
■聲の匂ひぞ うつくしき

●同名異曲: 小学唱歌3(明治17) 唱歌教科書4(明治35)

歌詞:11/03/26/midi:11/04/04/おけらの唱歌