朝日の旗(C)
唱歌教科書4(明治35)

作詞
作曲
作者不詳


廣き世界の 津々浦々
めぐる軍艦の マストの上
潮風に ひらめきて
  ■國光あぐる 朝日のはた

千軍萬馬の 戰の場(には)
たゝかふ兵士が つるぎの前
腥風(せいふう)に ひらめきて
  ■國威かゝぐる 朝日のはた

わが日本(ひのもと)の 果てよりはて
つらなる家居の 軒邊 門邊
朝風に ひらめきて
  ■泰平します 朝日のはた

●同名異曲: 中等唱歌集(明治22) 唱歌教科書(明治35)

歌詞:11/03/26/midi:11/04/04/おけらの唱歌
■演奏注意■
●發想に注意し、重々しく然かも緩慢に流れざる様歌ふべし。
●最期の二小節は最も重く、且つ拍子を緩めて歌ふべし。
●歌詞「國光」のコクは促聲にて歌ふべし。
●當曲は變ろ調に移すも可なり。