夜明けだ 【Em】
+荒木栄作品集+

作詞
作曲
荒木  栄


友よ眠りからさめて はるかの空を望め
見よや黒き雲ちぎれ 今ぞ陽はのぼる
  ■夜明けだ 夜明けだ 朝がくる
  ■光だ 希望だ 太陽はのぼる

友よまなこをひらいて はるかの山を望め
山は力にあふれて 我等に呼びかける
  ■夜明けだ 夜明けだ 朝がくる
  ■光だ 希望だ 太陽はのぼる

夜明けだ 夜明けの風だ
希望だ 希望の山だ
元気いっぱい登ろう 胸を張って登ろう
■みんなでみんなで いざいざ登ろう
手を取り合って登ろう いたわり合って登ろう
■みんなでみんなで いざいざ登ろう



新おけら歌集(02/12/08) / 楽譜:ビーさん(2005/01)

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楽譜:ビーさん(2004/09)
■1958年の作。翌年の九州のうたごえ創作発表会を経て日本のうたごえ祭典の九州合同曲として、作曲者の指揮で全国に紹介された。

■♪〜友よ眠りよりさめて…。荒木栄(1924-62)が1956年11月に作曲、1957年日本のうたこえ祭典九州合同曲として全国に紹介された。荒木が「自然でのびやかな太い作風」を確立した頃の歌(神谷国善『荒木栄の歌と生涯』)。
 この歌を創作した年に荒木は、第一回九州のうたごえ学校で故・井上頼豊(チェリスト、日本のうたこえ全国協議会顧間)、三池炭鉱労組の歌「炭掘る仲間」集団創作の場で小林秀雄(作曲家)と出会い、良い演奏の要件としての闘いの思想とエネルギー、音楽的な高さ、ヒューマニズムなどを語り合ったという。また独学だった作曲知識も飛躍的に進歩した。
 「みんなの中で物を考え、みんなの心を歌い上げる意欲が創作の基本」という自らの発言を登山体験をもとに実践したのが、この歌。
うた新「歌の小箱」134(**/**/**)