夕べの鐘【Dm】
ロシア・ロマンス50選

作詞
作曲
訳詞
T・ムーア
アリャビエフ
森 おくじ
1: 夕べの鍾の音
思い出をさそう
幼ないあの日の
愛するわが家よ
■ふる里はなれて
■身にしむ鐘の音

3: 冷たい大地に
この身は埋められ
谷間の墓場に
風吹き流れて
■淋しくうたうか
■夕べの鐘の音

2: 若さにかがやく
青春は過ぎ去り
陽気な仲間も
あの世に旅立ち
■やがては私も
■墓場でまどろむ



新おけら歌集(2017/07/09)ロシア・ロマンス50選 / 楽譜:bunbun(2017/08)
■この歌は、英国の民謡詩人トーマス・ムーアの詩を、ロシア詩人のコズロフ(1779〜1840)カ撤し、その歌詞にアリャビエフ(1787〜1851)が1828年に作曲したものです。同じ歌詞で、もうひとつロシア民謡として広く歌われている「夕べの鐘」もあります。民謡の方は静かな親しみやすい旋律で、鐘の音のような伴奏声部がついた合唱曲ですが、このアリヤビエフの作品は動きのある美しい曲調で、人生の行く末を見つめ、しみじみと歌っています。