みんなが笑う日まで 【F】

作詞

作曲
名古屋
青年合唱団
林   学


一人の悲しみ みんなの悲しみ
辛い仕事は みんなが背負っている
隣のやつも 隣の娘も
夜明けを願う仲間たち (ラララ)


そうだ 思い切って思い切って
怒鳴ってみよう (オオオ)
そーれ 隣の娘も 怒鳴るだろう

ひとりの仲間が ひとりの仲間を
さそえば力が 溢れる集まり
隣の子犬も 隣の子猫も
みんなが歌えば 底抜けだ (ラララ)


そうだ 思い切って思い切って
歌ってみよう (オオオ)
そーれ 梢のことりも 歌ってる

ひとりの喜び みんなの喜び
集まった仲間は 一千万だ
子どもも大人も じいさんもばあさんも
夜明けを告げる仲間たち(ラララ)


そうだ 思い切って思い切って
笑ってみよう (ワッハハ)
そーれ みんなが笑う日が やってくる




おけら歌集(02/01/27) / コロポcheck(03/07/27)
楽譜:ビーさん(2004/09)
■1963年、作曲者初期の作品。ある日、心身共に疲れて階段をフラフラと降りていきました。その時ふと、今の自分の気持ちが危険なこと、「これでいいのか、何とかしなければ………」。この時に「一人の苦しみ、みんなの苦しみ」という言葉が浮かびました。
林 学  
■♪一人の悲しみ みんなの悲し教…。この曲は1963年、東海のうたごえ祭典と日本のうたごえ祭典で歌われ全国に広まった。
 創作は作者・林学(作曲家)が心身共に不調を極めていた時という。家族揃って具合が悪く、職場もうまくいかず、気晴らしのパチンコで有り金を失った帰途、この歌は口ずさみ始められた。「今は苦しいが、もっと苦しかった−世の中でオレが一番苦しいと思いこんでいたのでは」と”一人の苦しみはみんなの苦しみ”の言葉を着想(林学『大須っ子』飯塚書店)。
 名古屋育年合唱団の同僚たちのアドヴァイスを受け労働者作曲家・荒木栄の「心はいつも夜明けだ」創作経験を参考に推敲した。
うた新「歌の小箱」123(**/**/**)