ラ・マルセイエーズ【G】

詞曲
訳詞
R・ド・リル
中央合唱団


起て祖国の子等よ 栄えある日は來ぬ
暴虐の砦に
見よ 旗は血に染みぬ
見よ 旗は血に染みぬ
聞け 我等が野山を

ふみにじる とどろきを 我がはらからは
けがれし手にくびられる
  ■取れ武器を 組め隊伍を
  ■進め進め わが祖国の自由を守れ

彼等何するものぞ おごれる地獄の犬
裏切りと搾取の手もて
わが敵は せまり來ぬ
わが敵は せまり來ぬ
フランス人よ 何たる耻(はじ)

憎しみを火と燃やし 圧制をくだきて
うたえよ 我が勝鬨(かちどき)
  ■取れ武器を 組め隊伍を
  ■進め進め わが祖国の自由を守れ


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新おけら歌集(10/04/26)青年3 / 楽譜:bunbun(2014/08)
■フランス国歌。1789年フランス革命のさなか、若いフランス将校であるルジェー・ド・リルの作詞作曲。1905年ロシア革命の中で広まり、1928年に日本に伝えられた。
 ちなみに、日本の1789年=寛政の改革/1905年=バルチック艦隊との日本海海戦/1928年=三・一五事件や普通選挙の実施

■♪〜起て祖国の子らよ…。人権宣言で知られるフランス革命で生まれた歌。絶対王制を批判し1789年に起こった革命を失敗させようと、国内王党派とオーストリア、プロイセンなどが外国から侵略。それに対して1792年、民衆は武装蜂起した。この時、工兵大尉ルージェ・ド・リールが「ライン軍出陣の歌」を作り、それがマルセイユ労働者義勇軍によってパリに持ち込まれ「ラ・マルセイエーズ」の曲名となったもの。
 1795年、王制廃止と普通選挙権(男のみ)による共和国が誕生し、この歌は国歌に定められた。その後、エイゼンシュテイン監督映画で有名な戦艦ポチョムキン水兵の反乱などの1905年ロシア革命でも広まり、1928年に日本にも伝播。「インターナショナル」と並んで愛唱されてきた。
うた新「歌の小箱」156(**/**/**)