桑ばたけ 【Ebm】
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作詞
作曲 |
門倉 訣 関 忠亮 |
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1 |
桑畑の しげる葉は
亡き母の 背におわれ 苗植えた 昔から
■とぶ鳥さえ なじんでたが
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2 |
桑畑は 今荒れて
爆音は ワラ屋根に さける程 たたきつけ
■桑畑は 吹きさらし
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3 |
桑畑は 握りこぶし
振り上げて ならび起ち 畑守る この私と
■芽ぐむ春を もとめうたう
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4 |
春になったら 枝を刈り
かおる葉を カゴにつもう むく鳥よ 高く舞い
■このよろこび 告げてくれ
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おけら歌集(02/04/09) / コロポcheck(2003/07/21)
楽譜:ビーさん(2004/09) |
■1957日本のうたごえ祭典記念創作曲の一つ。基地反対の闘い「砂川闘争」の中から生まれた。農民の生活のしなやかさとしぶとさ、そして楽天性を香り高く歌いあげる叙情歌。 |
■1956年10月の米軍基地拡張に反対し断念させた砂川闘争から生まれた歌。測量を阻止しようと東京・砂川町民と支援者たちは座り込み、警官隊の暴行にも屈しなかった。この時、故郷への愛情を通わせ合う「赤とんぼ」の歌が夕映えに同かって合唱となった有名なエピソードがある。
まず、芥川也寸志、小林秀雄らの作曲組曲「砂川」が57年日本のうたこえ祭典で全曲初演され、さらに、その土地に育ち耕す者の人間像を膨らまそうと「桑ばたけ」が作られた。初演は農村のうたこえ祭典におけるアルト内田るり子とピアノ間宮芳生。バス歌手アルトゥール・エイゼンは78年、30周年記念日本のうたこえ祭典で日本の合唱団合同500人と「桑ばたけ」を共演したが、この歌のロシア語訳も手がけている。 |
うた新「歌の小箱」25(06/07/16) |
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