今度は【D】

曲詞
訳詞
五十嵐冴子
井上 正志


物心ついた時から 側にいた
まるで空気のようで
側にいることさえ 気付かなかった
 一年中で一番実り豊かな季節に公布され
 一年中で一番若葉の美しい季節に施行された
 そんな事ぐらいしか 知らなかった

あなたがいるから
ささやかな日々も 穏やかに過ごせ
ともかくも 人間らしく生きることができる
そんな事ぐらいしか 思ってみることもしなかった
 この頃とみに あなたの生い立ちが取りざたされる
 あれこれ不足を 並べ立てられる
 はじめは 意図をもつ人によって さりげなく
 やがて まるで大勢の声であるかのように

あらためて
きちんと向き合い きちんと知ろうとする
すると
素っ気ない物言いの あなたとしか思えなかったのに
どんなに揺るぎない 愛と理性と穏やかさに満ち
広い心で 包み込んでくれていたかに 気付く

長い間 ずっと守ってきてくれた
黙って 側にいてくれた
初めて会った人のように
あなたをまっすぐ見つめ 深く知って
今度は あなたを守ってあげたい
ずっと側にいてあげたい

あなたとわたしを 危うくするものから



新おけら歌集(06/12/19) / 楽譜:ビーさん(07/01)

紹介するっちゃ!
bunbun (2006/12/19(Tue) 00:12:00)
★こんばんは!

 八王子のうたごえ喫茶「ふる里」の井上さんから、こんな(e)詩を送っていただきました。ボンクラなオラのことだから、最初は何を書いてんのかなー??? でしたが、よく読んだら、よーく分かりました。歌にするのは至難の技でしょうが、誰かチャレンジしてみてください。
 そうそう、「ふる里」のことを知りたい方は、下にurlを貼り付けて置きますので、そこから訪ねて行ってくださいな!
 ■url:http://bunbun.boo.jp/tour/tokyo/tokyo06/tokyo060.htm

 詩は「五十嵐冴子」さんという方が書いたものです。教育基本法がさしたる理由もなく改正(じゃーないと思うよ!)されて、次は「君」かい???というご時世です。まぁー、選んでるのはオラ達ですがね………。
 横書きで、読みにくいとは思いますが、囓ってみてください。スルメみたいに咬めば咬むほど………です!