風よ歌え 【F】
+別名:グラント船長の歌/VESELYJ VETER+

作詞
作曲
訳詞
L・KUMACH
DUNAEVSKI
楽団カチューシャ





新おけら歌集(06/07/16) / 楽譜:ビーさん(06/08-09/11)

■ 映画「グラント船長の子ども達」はグラント船長が航海中に暴風雨に遭遇するが、その子供達が父を捜して船出するというお話。その元気な子供達がマストに登りながらうたう歌う!!
 資料をさがしたけど、映画のものは発見出来ませんでした。下に本の資料を載せておきます。
ジュール・ベルヌ没後100年記念復刊(ニュースリリース04/06/16)
今回復刊された「グランド船長の子供たち」は、ブッキングが運営するインターネットサイト「復刊ドットコム」で、読者のリクエストを多数集めていた投票上位のラインナップです。「八十日間世界一周」「十五少年漂流記」など誰もが知っている物語の名作を残したベルヌは、SFの始祖として知られ、冒険小説の第一人者です。
 このほどベルヌ没後100年を迎えますが、ブッキングでは、このメモリアルイヤーに、ながらく読者から待望されていた「グラント船長の子供たち」上下巻を新装版で同時刊行します。また今回は、新進女性画家である石橋優美子氏が、溌剌たる絵で表紙カバーを飾っています。本作品は八十余作に及ぶ「驚異の旅」シリーズの中でも、中核をなす「海底2万哩」「神秘の島」との三部作の最初の部にあたります。

■スコットランドの貴族グレナヴァンはふとしたきっかけから、冒険家グラント船長の船が遭難して船長が消息を断ったことを知り、残された姉弟メァリとロバートを連れて船長の捜索に乗り出します。南米のパタゴニアをめざして、美しい妻ヘレナやユニークな仲間たちと、グレナヴァンは愛船ダンカンを駆って大海に出航します。果たしてグラント船長はどこかに生きているのか………
■かぜよ歌おう
 このマーチに特別な説明を加える必要はないだろう。いわばこの曲はソヴェートの文化部門が忠実に政治意志を伝えた、一つの典型であって、優れた曲でありながら、プロバカンダの臭味があるということは否定できない。
ドナエフスキーはソ連の代表的な作曲家で、現在アカデミーの会員であるはずだ。彼は非常に決山のマーチを書いている。「オリムピック行進曲」もその代表的なものだろうし。コムニズムと党のために献身的な作曲家だ。その意味では詩人のレベジョフ=クマチも同様ぞある。
 この曲は1949年か50年頃の映画「プラトン船長」の主題歌となってから全ソ的にうたわれるようになったが、本来ドナエフスキーはこれを少年のために書いたのであって、ピオネール(ソ連の少年団)は悦こんで歌っている。その意味では何よりも彼の意途は達せられたようだ。
1960/01/28 百瀬三郎【島村喬】