川のほとりの駅 【Am】

作詞
作曲
佐々木昌
佐藤  実


君がぼくにはじめて 会ってくれたのは
枯葉浮かべて流れる 川のほとりの駅
坂のうえからコトコトと 近づく足音が
  ■とても君だなんて 信じられなかったよ

君はぼくとガラあきの 電車に乗って
たそがれけむる街まで 行ってくれたね
夢中で話すこのぼくを 笑顔が見つめて
  ■窓の外はムラサキの 景色が流れてた

冬が過ぎて春が行き 紫陽花の花が
黒い雲を見上げる つゆの終わりに
悪魔のような大水が すべてを押し流し
  ■君もふるさとも 連れ去って行った

鉄さび色の屋根をした ガタゴト電車は
今も思い出乗せて 走り続けている
流された駅のあとにまた 小さな駅ができ
  ■きょうもあの街行きの 人たちが待つよ



新おけら歌集(06/01/20) / 楽譜:ビーさん(06/02)